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「個人研究計画」

〜さらに内容を掘り下げての計画〜

前回の自分の計画は範囲が広く、具体的にもあまりまとまっていないものでした。 色々考えた結果、「最終的に何を作りたいのか」という事に焦点を絞り、 具体的な方法や計画を立てる事にしました。

最終目標:「音のWebsiteの制作」

  1. LIVEのオンライン配信〜いい音で、スムースに迫力を伝える〜
  2. 一人の人間とインターネットの関わり方
  3. 自分だけの音をWebで発信

1.LIVEのオンライン配信〜いい音で、スムースに迫力を伝える〜

1-1 知識と企画力

インターネット上で音楽などを配信する場合、「企画」として必要なもの(知識)は 何でしょうか?実現するための知識として著作権に関する問題(ビジネスとしての場合も含む)を 考え、また実習による演奏者側、LIVEの企画者側との交渉を通して、「企画として成功させる力」を 実践的に学んでいきたいと考えます。

1-2.技術とその方法

この計画を実現させるために必要なのはまず技術です。現在どのような技術があり、 どう有効利用できるのか、実践を繰り返しながらいい音を追求していきたいと思います。具体的には研究室に あるような編集ソフトを中心にライブの迫力を伝えるにはどうしたらいいかを研究していきたいと 思います。制作の際には今まで勉強してきた音の知識を生かした見方ができると思います。その中で デジタルサウンドであるがための制限を考えつつ、音の良さを追求していきたいと思います。同時に AdobeのPremereの様なソフトで、画像と音による視聴者への効果も考えていく予定です。
→具体的な方法

2.一人の人間とインターネットの関わり方(オリジナリティ)

音と関わっていく上で、自分だけのオリジナリティをどう出していけばいいのか、いろいろ悩みました。 まず、私の一番の目標である「音を良くする」、という事はたくさんの人がやっています。それは デジタルでもアナログでも同じで、プロの方々が最先端の技術をもって毎日のように研究しています。 私がその中でオリジナリティを追求するのはかなり難しい事のように思いました。しかし、その理念 から離れてしまうと、(「音を良くしたい」という目標をメインではなくしてしまうと)、人がやって いない事を探しただけでは、それこそ「私の作品」ではなくなってしまうと思いました。ずっと悩んで それでも最終的にはそこに行き着いてしまいます。それならばあくまでメインのテーマは「いい音を 配信する」という事でこだわりたいと思います。

技術だけなら確かに専門学校へ行けばいいのかもしれません。たくさんの学生が日々いい音を 追求してがんばっています。しかし、どうして私が大学を選んだのかといえば、「大学」という組織でしか 体験できない事があると考えたからでした。国際文化学部の「留学」というカリキュラムもその 一つです。私の留学のひとつの目的として、語学だけでなく、「日本以外の音を聴きに行く」という ものがありました。実際に向こうでは半年間だけでしたが、現地の学生とともにライブスタッフをやって その音についてのこだわりを見てきました。

イギリスでの半年間を含め、私が聴いてきた音楽は私のものでしかありません。私は私であって 他の誰でもあり得ません。私と全く同じ音を聴いてきた人、同じ音の価値観を持っている人はいません。 だからこそ、 私のこの4年間のすべての音を制作に向ける事ができれば、それは私の作品なのだと 考えています。

ここまで考えてきて、さらに思う事は人間と音の関わり方についてです。私は音はその場のものでしか ないと考えています。(CDの音でも、その日のその瞬間の様々な条件によって聴こえ方は違ってくる。) また、共感はあっても全く同じ音の価値観を持っている人はいません。つまり誰にでも完璧な音というものは ない。それならば、個人と音、という関わり方しかないのではないでしょうか?一人一人がいいと思える 音をもっているはずです。それを主張しあって共感する事がいい音への探求だと思います。私はその 世界に一つしかない音の価値観、私のいい音をインターネットというこれからのコミュニケーションの 場において主張していきたいと思います。個人、というアイデンティティーで情報の受け取り、発信が できるインターネットは、そういう音の世界にとって絶好の場所であると考えます。

3.自分だけの音をWebで発信(最終目標:「音」のWebsite)

自分が勉強してきた事を基盤に「音のWebsite」を創ります。
具体的には

  • 音の基礎
  • デジタルサウンドの基礎
  • 音のよさを比べたResarchの結果
  • 音楽配信

などのコンテンツになる予定です。できればアナログ音楽の分野もカバーし、4年間での私の 音に対する活動の最終的な結果を出せるものにします。私という人間と音の関わりを世界中へ発進する 場にし、制作作品として完成予定です。


上のような事を踏まえ、このような計画に沿って 研究を進めたいと思います。

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