 東京タワー (担当:くみこ)

もしかしたら東京のシンボル=東京タワーという図式はもう古臭いのかもしれない。確かに東京には魅力的で刺激的なものが他に沢山ある。訪れる人の数を思えば六本木ヒルズやお台場のほうが圧倒的に多いだろう。しかしやっぱり私たちは東京タワーに弱いのだ。高さ333mのオレンジと白に彩られた東京タワーを見かけるとどこかほっとしたものを感じる。法政大学の26階建のボアソナードタワーからも東京タワーは見えるが、見つけるたびに「あー、東京タワーだ」といってしまうのは私だけではないだろう。
東京タワーには大きく分けて2つの顔がある。ひとつは昼間、さまざまな催し物で子供たちを楽しませてくれること。たとえば子供たちに大人気の『とっとこハム太郎』のイベントを開いたり、香取信吾主演の映画『NIN NIN〜忍者ハットリ君』の展示会をしたりしている。
そして、夜、ライトアップされたすがたはやはりきれいと言わざるを得ない。タワーの展望台に登って東京の夜景を眺めるのもいいが、近くの公園からタワーを眺めるのもいい。午前0時、消灯の時間になるとタワーの下にはその瞬間を見ようと大勢のカップルが集まるという。一緒に見ると幸せになれるという伝説があるからだ。
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