ストリーミングを行うとサーバー側にどれだけの負荷がかかるのかを調べるために、何台からの
マシンからアクセスし、アドミニストレータ−画面で観察する事のできるパラメータをチェックする
実験を行った。調べたパラメータは、CPU、メモリ、バンド幅の3つ。
実験1:1〜8台までクライアント台数を増やしていく
使用ファイル:keita_anime_384-521.rm(アニメ)
サーバー設定:クライアント→25 バンド幅→設定なし
| 1台目 | 2台目 | 3台目 | 4台目 |
5台目 | 6台目 | 7台目 | 8台目 |
CPU(%) | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 4 | 2 | 9 |
メモリ(k) | 8800 | 9100 | 9500 | 0100 | 10200 |
10800 | 11156 | 11800 |
バンド幅(kbps) | 449 | 899 | 1349 | 1799 | 2249 |
2699 | 3149 | 3599 |
実験2:1〜6台までクライアント台数を増やしていく
使用ファイル:kcfffinal.smi(512/DSL)(SMIL)
サーバー設定:クライアント→25 バンド幅→設定なし
| 1台目 | 2台目 | 3台目 | 4台目 |
5台目 | 6台目 |
CPU(%) | 3 | 11 | 8 | 8 | 12 | 13 |
メモリ(k) | 16652 | 18088 | 22088 | 24520 | 28476 |
32264 |
バンド幅(kbps) | 7674 | 11748 | 23448 | 33860 | 3882 |
43795 |
*3台目になったところからバッファ時間が長くなり、4台目では再バッファが始まってしまった。
実験3:1〜6台までクライアント台数を増やしていく
使用ファイル:akilab2.rm(384-512/DSL)(映像)
サーバー設定:クライアント→25 バンド幅→設定なし
| 1台目 | 2台目 | 3台目 | 4台目 |
5台目 | 6台目 |
CPU(%) | 0 | 3 | 2 | 2 | 3 | 3 |
メモリ(k) | 29868 | 30560 | 30680 | 31080 | 30860 |
31420 |
バンド幅(kbps) | 449 | 899 | 1349 | 1799 | 2249 |
2699 |
実験4:1〜6台までクライアント台数を増やしていく
使用ファイル:各クライアントが別のファイルにアクセス
サーバー設定:クライアント→25 バンド幅→設定なし
| 1台目 | 2台目 | 3台目 | 4台目 |
5台目 | 6台目 |
CPU(%) | - | 5 | 4 | 4 | 9 | 5 |
メモリ(k) | - | 31724 | 32468 | 32900 | 33480 | 34620 |
バンド幅(kbps) | - | 7304 | 8426 | 8574 | 7933 |
9508 |
*SMILを再生するクライアントはバッファが長い。
コンテンツの種類の中で一番負荷がかかるのはSMILだと判明。SMILの記述自体は間違っていない
のだが、ネットワークの帯域を考えて構成をしないと、環境によっては見ることができなくなってしまう。
それぞれのコンテンツの負荷は右上がりで、例えばランダムなファイルに25人(ライセンス一杯の数)
のアクセスがあったとしても特に問題はない、という事がわかった。
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